(3)友達の誘いを断って写真を撮りに行く日々…。

こんばんは。弁護士撮影ドットコムのカメラマン江藤です。
未だなかなかホームページの作成に慣れませんが、今日も”ボヤき”を投稿したいと思います。

カメラを買ってからというもの、とにかくカメラを何かに向けて撮影する事が楽しくて、(シャッター音の快感とか)
僕は友達から遊びの誘いも「俺写真撮りに行って来るから」と、誘いを断って写真を撮りに行くようになりました。

本当に失礼なガキだったなぁと思いますw
今学生の皆さんは友達を大事にしましょう。

でもだからと言って良い写真を撮っていたのか?と言われると全然ダメで、本当にどうでも良い物や何故カメラを
向けるのか分からない景色を撮ってて、誰が見ても「何してんの?」っていう酷い写真でした。
当時の僕は人には興味がなかったので、ほとんど景色?とかスナップ?のような景色ともスナップとも言えないような謎のジャンルの写真でした。
でも楽しい。下手でも撮るのが楽しい。いや、写真が下手とかそんな事全然分からないけど、
『今の自分はこれが楽しいんだ!』という完全な自己中、そして自己満足の撮影の日々でした。

今考えたら友達にモデルして貰って撮ってた方が良かったな…。
でも当時の僕は人には興味がなかったので、あの時代に戻れたとしても
結局人は撮らないんでしょうね。

そんなある日、”信玄公祭り”という武田信玄の祭りが甲府で毎年開催されるのですが、今回俳優の北村一輝さんが
武田信玄役として甲冑を着て甲府を歩くという山梨県民を揺るがす一大プロジェクトの話が入って来ました。
北村一輝さんと言えば、ドラマ「大奥」の徳川家定役や「あなたの隣に誰かいる」、他に映画にも多数出演されていて、
僕も大好きな俳優さんで、そして僕の姉も物凄いファンで、

「絶対写真撮って来てよ!」

と姉に強く言われて撮影に行くことにしました。

初めて”ちゃんと”人を撮った写真、
そして初めて撮った芸能人が北村一輝さんでした。

北村一輝さんはテレビでも格好良いですが、生も本当に格好良くて、テレビで見るよりも細くて顔が小さかった思い出があります。
信玄公祭りは北村一輝さんが来られることもあり、物凄い人だかりで都心の満員電車のような状態でした。

望遠レンズ付きのダブルズームキット買ってて良かった…

人混みの中をなんとか進んで、北村一輝さんが見える所まで行ってカメラを向けてとにかく連写しまくってました。
イベントが進み、北村一輝さんが乗馬して歩き出したので、『シャッターチャンスだ!』と思って撮った写真。

写真右に入っている文字は当時僕が書いてたブログのタイトルです。
20年以上前の写真。懐かしいなぁ…。

人混みに押されまくりながら無理矢理撮った写真なので、ちゃんと撮れているか分からなかったのですが、
カメラの再生ボタンを押すと僕のカメラを良い表情で見つめる北村一輝さんが…!
本当に格好良かったです!
結局全部で400枚程写真を撮ってて、姉が楽しみにしていたので全てL版でプリントして宮崎の実家に郵送しました。

連写してたのでほぼ同じ写真も多数あり…、ある程度絞ってからプリントすれば良かったのにそんな頭はなかったですw
姉はメチャメチャ喜んでくれて、「生の北村さんどんな感じだった!?」とメッチャ質問されましたw

・・・と、こんな感じで結局友達とはほとんど遊ばず、自分が撮りたいものを撮る生活をしていました。

この写真は甲府駅前にホームレスが座り込んでいたので、ファインダーは覗かずにカメラを向けてシャッターを切ったら
たまたまサラリーマンが目の前を通って、『今通らないでよー!』となったのに、帰宅して写真を見てみたら良い感じに撮れていましたw(ノートリミングの写真です)

でもこんな感じの生活なので、友達は増えるはずもなく、結局4年もあったのに卒業するまで限られた友人と大学生活を過ごしました。

本当にもっとたくさん知り合いが居たら良かったなと思います。
結局友達居なくて卒業旅行もなかったし、大学時代の思い出って
1人で写真を撮りに行ってたくらいしかないんですよね…。

僕の大学生活はこんな感じでした。
大学生活が面白くなかったわけではないけど、大学が面白いという感覚はなく、写真に没頭していた日々で記憶が少ないってことなんでしょうね。

今日の投稿はここまで。また次回お会いしましょう〜!

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